西中ブログ

了解 「ちょこ勉(CHOKOBEN)」のすすめ

先日の全校講話でお話をした脳の機能を活用して「何も見ないで脳内の記憶を思い出すこと(リトリーバル・ブレインダンプといいます)」によって記憶を確かにしていく勉強方法について、ちょっとした時間で思い出すことが記憶の定着(=すぐ思い出せるようにする)には効果的であることから、「ちょこっと勉強」することを推奨していきたいと思います。そこで、印象に残していつも意識して取り組めるように「ちょこっと勉強」を省略して「ちょこ勉(CHOKOBEN)」と名付けてみました。ロゴを作って各学級や廊下に掲示しているほか、生徒一人一人に掲示してあるロゴと同じものをシールにしたものを配布しました。よく目にするところに貼付することで、毎日「ちょこ勉」に取り組んでほしいと思います。ご家庭では、「今日の授業はどんな内容だったの?」「ちょこ勉してる?」などといろいろ聞いてみてください。その際に何も見ないで思い出して答えることが「ブレインダンプ」です。

◎何も見ないで記憶をたどり思い出すことを「リトリーバル」といいます。昔からある「単語カード」や「フラッシュカード」などによる学び方ですね。

◎同じく何も見ないで記憶をたどり思い出すのですが、例えば今日の数学の授業の内容で記憶に残っていることをすべて吐き出すように思い出すことを「ブレインダンプ」といいます。言葉でいうだけではなく、白紙のノートに思いつくままに書き綴るにも有効です。

どちらも何も見ないで思い出すのが大切で、もし思い出せないことがあれば、一旦教科書やノートなどで確認してから、もう一度何も見ないで思い出すようにします。

この勉強法だけをしていればよいというわけではないので、学習内容を理解するために調べたり聞いたりすることや、ドリルに取り組んで速さと正確さを向上させたり、といったことも併せて行っていくことは欠かせません。