カテゴリ:給食
「沢煮椀」について
今日の給食献立メニューは「ごはん・味付けのり・牛乳・ホッケの塩焼き・筑前煮・沢煮椀」です。今日は「沢煮椀」についてのお話です。「沢煮椀」とは、日本の汁物料理の一つで、数多くの食材を千切りより細く切った汁物のことをいうそうです。また、「沢」 には「沢山の」という意味があり、「具だくさんの煮物」から来ているそうです。主に野菜や豚脂、鶏肉などの材料が使われていますが、地域によって味付けは様々です。一説によると、猟師が日持ちする塩漬けの豚肉や豚の背脂を持って山に入り、山菜といっしょに具沢山の汁を作ったことが始まりされています。
「なめこ」について
今日の給食献立メニューは「ごはん・牛乳・えびシューマイ・もやしピリ辛炒め・なめこと卵のスープ・ミニ洋梨ゼリー」です。今日は「なめこ」についてのお話です。「なめこ」は日本原産の茶褐色の傘を持つキノコで、全体がヌルヌルとした粘質に覆われているのが特徴です。この独特のぬめりの主成分であるペクチンには、コレステロールや糖類の吸収を抑制する働きがあります。また、腸内環境を整える作用もあり、便秘予防にも効果的なのです。他にもビタミンB群やカリウム、マグネシウムなどのミネラル、食物繊維などを多く含んでいるので、栄養価の高い食材です。さらには、調理方法も簡単なので、家庭でも栄養価の高い食材を積極的に食べてほしいと思います。
「コロッケ」について
今日の給食献立メニューは「ミルクパン・牛乳・ポテトコロッケ・レンコンサラダ・肉うどん」です。今日は「コロッケ」についてのお話です。「コロッケ」は、フランスの家庭料理『クロケット』に由来しているそうです。 この『クロケット』は、ジャガイモを使わず、肉や海老をホワイトソースで和えてから、小麦粉、溶き卵、パン粉をつけて揚げた付け合せ料理で、日本人のイメージにあるコロッケとは程遠いもののようです。日本式の「コロッケ」は、茹でて潰したジャガイモやクリームソースに挽肉や野菜などを混ぜ合わせ、丸めて衣で包み、食用油でフライ状に揚げた料理なので、日本風のレシピにアレンジされたのが発祥だそうです。
「青魚」について
今日の給食献立メニューは「ごはん・牛乳・さばのみそだれ焼き・ひじきの炒り煮・温麵入りおくずかけ・アーモンドフィッシュ」です。今日は「青魚」についてのお話です。「青魚」とは、サバやサンマ、イワシやアジなどの背中の部分が青い魚のことを言い、「青魚」の脂質には、血液をサラサラにするEPAや、脳の発達や成長を促すDHAなどが含まれています。「青魚」の中でも、生徒が一番好んで食べるのが、今日の給食の「サバ」です。皮が苦手な生徒もいますが、骨まで食べられるように、調理方法を工夫しているので、残さずにしっかりと食べてほしいです。
「たまご」について
今日の給食献立メニューは「ごはん・牛乳・厚焼き玉子のそぼろあんかけ・肉じゃが・白菜のみそ汁」です。今日は「たまご」についてのお話です。「たまご」を漢字で書くと、“卵”と“玉子”の2つが思いつきます。この2つの漢字の違いは何でしょうか。一文字の「卵」はふ化して育つ生き物のたまごを指します。鳥だけでなく、魚や虫のたまごも一文字の「卵」と書きます。一方、二文字の「玉子」は食用のものを指し、鶏のたまごを表すのが一般的だそうです。さらに、食材の鶏卵に限れば、生の状態のものを一文字の「卵」、調理されたものを二文字の「玉子」とするのが一般的とのことでした。例えば、加熱前のものは「生卵」「卵かけご飯」、加熱されたものは「玉子焼き」「玉子丼」といった具合に、分けられることが多いので、今日の給食は加熱調理された、「厚焼き玉子」が出ていたということでした。