「おでん」について
今日の給食献立メニューは「ごはん・牛乳・納豆・煮込みおでん・もやしのピリ辛炒め・スイートスプリング」です。今日は「おでん」についてのお話です。「おでん」の由来としては、室町時代に豆腐を串に刺して焼き、みそを塗った「田楽」が発祥と言われています。時代とともに進化を遂げ、江戸時代末期からその庶民的な味が評判を受けて「煮込みおでん」として一般に広まり、現在に至るまで加工品や野菜、こんにゃくなど豊富な具材と地域色豊かな出汁やタレが一緒に楽しまれるようになりました。また、「おでん」という呼び方は、むかし宮中言葉で「御田(おでん)」と呼んでいたことに由来していると言われます。因みに、寒い時期の温かメニューとして定番の「おでん」ですが、皆さんは「おでん」の具材の中で何が好きか。西中生にアンケートを取って見たところ、1位「だいこん」2位「たまご」3位「ちくわぶ」「ロールキャベツ」「ごぼう天」「牛筋」でした。「おでん」は関東が発祥であるため、「おでんの具」も実は関東風と関西風では異なり、関東風のおでんでは「ちくわぶ」や「はんぺん」といった練り物が多く見られますが、関西では「クジラの舌(さえずり)」や「クジラの皮(コロ)」といった珍しい具材を用いたおでんがあるそうです。他にも「ご当地おでん」と呼ばれる、各地域独自の味付けでアレンジされた「おでん」が多くあるそうです。