給食・食事 「ビーフン」について

今日の給食献立メニューは「玄米入りごはん・牛乳・ポークシュウマイ・ビーフンソテー・もずくのスープ」です。今日は「ビーフン」についてのお話です。「ビーフン」の起源は紀元前220年頃、秦の始皇帝が中国統一を成し遂げた頃の中国南部と考えられています。北方の兵士が長江以南へ進軍した際、米を食べることに慣れていなかったため、米を挽き麺にして食べたことが始まりだと言われています。その後「ビーフン」は中国南部から台湾へ伝わりお客様をもてなす時の「便利な食材」として発達したと言われています。来客があってから米を研いで炊くのでは遅すぎるので、すぐに調理できる「ビーフン」は重宝されました。さらには、外出時の「携帯食」だったり、披露宴や宴会などの特別な行事にだけ使用される「高級食材」だったという説もあるそうです。日本で「ビーフン」が食べられるようになったのは、第二次世界大戦後で、東南アジア各国から来た日本人が、現地で親しんだ「ビーフン」の味を忘れられず、食べ始めたのがきっかけだと言われています。特に九州地方は今日でもビーフンの個人消費量が多く関東地方の約2倍の量が食べられているといわれています。ぜひ、味わって食べてください。