石巻市教育委員会主催の市教科等指導員公開授業研修会が開催され、市の教科等指導員の先生方や参観を希望する先生方が来校して3年生の国語の授業を参観したあとに、授業についての話し合いを行いました。今回の授業では、魯迅の作品の「故郷」を題材に、作品全体を通して表現されている主題について考える学習に取り組みました。授業では、生徒一人一人が作品を丁寧に読み取り、「どの言葉や表現からそのように考えたのか」という根拠を大切にしながら、自分の考えを整理していきました。本文中の表現に着目したり、登場する情景や心情の変化を捉えたりすることで、主題について多様な視点から考察する姿が見られました。また、学習の過程では、ワークシートの工夫や提示資料の活用、話し合いの形態を選べる活動など、UDLの視点を多く取り入れ、生徒がそれぞれの学び方で主体的に参加できる授業づくりが行われました。授業の最後にはグループごとに意見交換をし、互いの意見を聞くことで理解を深めていました。自分とは異なる捉え方に触れながら、「なるほど」「そんな見方もあるのか」とうなずく姿が印象的でした。他校からも多くの先生方が参観に来校され、緊張する雰囲気の中でしたが、生徒はとても立派な態度で授業に臨むことができました。
※UDLとは、Universal Design for Learning(ユニバーサル・デザイン・フォー・ラーニング)の略語で、学び方そのものに焦点を当て、子どもが自分に合った方法で学べるように選択肢を用意するという考え方を取り入れた授業のことです。