新たに時計を設置しました
本校では、今年の6月からテストのときなどの特別な場合を除いてノーチャイムでの生活としています。これは、一人一人が”自律”する姿勢を伸ばすことを目指した取組です。”自律”とは「他からの支配・制約などを受けずに、自分自身で立てた規範に従って行動すること」で、自分で自分の行動をしっかりとコントロールできることはとても大切なことです。”時間”や”時刻”を自分で意識して自分で自分の行動をコントロールできることは”自律”の一つの大きな要素です。廊下にある脳トレゾーンでパズルに夢中になるあまり時間を忘れて授業に間に合わない…「だからそんなものは置かない方がいい」という具合に誘惑するものを排除するという考え方では、”自律"の力を伸ばすことはつながらないでしょう。自律するためには終了すべき時間がきたら途中でも止める意志の強さを身に付けることが必要なのです。規範意識を高め、「~したい」という自分の欲求を抑える判断と行動を日常的に繰り返す経験を積んでいくことが、知らず知らずに大きな力となっていくのではないかと思います。そんなわけで、各学年の廊下に1つずつと昇降口に2つ、新たに時計を設置しました。