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ツバメのカップルが成立しそうです
校長室前の2階ベランダの下に毎年ツバメが巣をつくります。今年も何個か巣ができています。写真に写っている校長室前の巣は三週間くらい前にできました。巣の下は糞だらけになるため巣を駆除しがちですが、今年はそのまま見守ることにしました。ツバメはオスが巣をつくり、メスがその巣を気に入るとカップルが成立するのだそうです。この巣の持ち主のオスは三週間粘り強く巣を守り、出会いを求めて待ち続けてきましたが、なかなかメスが近寄る様子は見られませんでした。そんな中、今日はどうやら1羽か2羽のメスが近づいてきたようです。メス(と思われるツバメ)は巣のすぐそばにとまって巣をじっと観察したり、オスと顔を突き合わせたりする様子が見られました。このままカップル成立となり、無事ひなが生まれるといいなと思います。人間の世界ではこの時期は梅雨入りのどこかうっとうしい季節なのですが、ツバメたちは素敵な恋の季節を迎えているようです。
【ツバメの生涯】ツバメの一年間の平均死亡率は60-70%(生後1年目の死亡率80%前後)で平均寿命は1.5年だそうです。また、ツバメのカップルでは、カップルの相手はしばしば替わるそうで、ある研究によれば次の年も同じペアで繁殖したのは11.3%にすぎないという観察結果もあるそうです。ただし、同じ年の間に何度か繁殖を繰り返す場合は、ペアの相手は変わらないようです。生後1年目に80%が死亡するため、平均寿命が1.5年といっても1年目に亡くなるものを除けば寿命は2~3年のようです。それでもだいぶ短い生涯ですが…。